2月立春の伊豆と、−20℃のフィンランド
2月に入ったばかりですが、弊社の拠点がある伊豆半島では、河津桜が木によってはすでに満開を迎えています。梅も咲き始め、先日取引先の方と通った下田の爪木崎では水仙がまもなく見頃を迎えそうで(背景写真)、2月に入った今、私だけかもしれませんが、風がなければ、仕事中に寒さを意識する場面は多くありません。
そんな中、数日前にフィンランドの取引先企業と定例のオンラインミーティングを行いました。
会話の中で印象的だったのは、”フィンランドの1月は、氷点下20度が2週間ほど続くのは特に珍しくない”という一言。 さらに、その少し前に別のフィンランドの方からのエピソードも思い出しました。

フィンランドには徴兵制があり、その方は以前、軍に所属していたそうです。氷点下40度という環境下で、テントひとつの生活を経験したことがあるといいます。
その経験があるからこそ、”マイナス30度でも、快適ではないが最悪というほどではない”と語っていたのが印象に残りました。改めて環境によって人の感覚が違うものだと実感しました。
同じ地球の、同じ時期に、伊豆では桜が咲きはじめ、フィンランドでは氷点下20度が日常で、氷点下15度程度は”少し穏やか”と感じられると。
日本国内では、伊豆半島で春の気配を感じている一方、数日前までは日本海側や青森で大雪で大変なニュースが続いています。
伊豆半島という場所
伊豆半島は、地質学的にも非常にユニークな場所です。数千万年前、太平洋上にあった海底火山がプレートの移動によって本州に衝突し、現在の半島の形ができたとされています。 オフィスのある場所も、かつての火山活動と関係した火口の縁に位置しています。
私の仕事は、顧客訪問のデモやオンラインでの打ち合わせが中心で、常にオフィスに常駐する働き方ではありませんので、自然に近く落ち着いて仕事に向き合える環境でありながら、ネットさえあれば世界と技術でつながれる場所として、この伊豆半島を選びました。
一方で、極寒の環境下で過ごすのが日常の海外のパートナーとも、こうした異なった環境から定期的に技術の話ができます。インターネットを介しオンラインミーティングへの抵抗が薄れた社会になったことは、このような働き方も選択できる点で、とても大きな変化だと感じています。
近い将来、フィンランドの極寒、氷点下20度という環境を体験し確かめてみたいと考えています。