OGI3のスパージング
バイオプロセスにおいて、スパージングは酸素供給やガス環境制御を担う重要な機能です。しかし、培養中にどのようにガスが供給されているのかは、外からは見えにくい要素でもあります。
OGI3 では、リアクター内部で直接スパージングを行い、培養液中に安定した気泡を生成することで、再現性の高いガス供給を実現しています。
実際の運用では、スパージングによる泡立ちを抑えるため、バイオリアクター用の消泡剤をあらかじめ添加して使用することを想定しています。これにより、過度な泡の発生を防ぎ、安定した培養環境を維持することが可能です。
動画では、試験管内で実際に気泡が立ち上がる様子をご覧いただけます。気泡が均一に発生し、連続的に供給されている様子から、OGI3 のスパージング制御の安定性を直感的にご理解いただけるはずです。
また万が一、培養液が試験管上部まで達した場合でも、本体への液ダレを防ぐ専用パーツ(下記写真)を備えており、装置内部を汚染しにくい設計となっており、扱いやすさと安全性に配慮しています。
ここでご紹介したスパージング機能は、攪拌、温度制御、OD測定、蛍光測定と組み合わせて使用することで、培養環境を多角的に制御・観測することができます。小スケールでありながら、本格的なバイオプロセス検討を可能にする点も、OGI3 の特長のひとつです。
OGI3 は、培養中の細胞状態を「測る」だけでなく、「支える」機能も一体化することで、バイオプロセス開発における意思決定を支える情報を提供します。
👉OGI3の“見える化”性能を支える2つの光学モジュールのページもご覧ください。
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